切った張ったの毎日でござる。
おかげさまで37歳になりました。おめでとうメッセージをくれた皆さん、ありがとうございます。本当に感謝です。
週に一度行なわれている弦巻楽団『演劇研究講座』、その『演技講座』の先週回では嬉し恥ずかし、サプライズケーキを頂いてしまいました。嬉しかったです。恥ずかしかったです。ケーキがしまってある冷蔵庫を弦巻が開けた瞬間みんな「しまった…!」と内心ガッカリしたそうですが、節穴だけで出来ている弦巻、期待通り全く気付きませんでした。
『演技講座』は新たに2名参加が決まり、全員で8名となりました。8月の発表公演(通称1学期公演)の会場や作品もほぼ決まり、いよいよ本格的な稽古に入ります。『脚本講座』は参加者2名(!)と、当初考えた以上にマンツーマンな講座となっております。今日その5回目がありました。その甲斐(?)あってかなり濃い内容になってます。今日は約2時間、受講生とプロット作りをしておりました。ここから1時間程の脚本にしていきます。多分後2回くらい、仕上げるまでに大きな壁にぶつかると思います。しかし、今の受講生のモチベーションの高さから、必ずや越えてくれるんじゃないかと弦巻は思ってます。
どちらも、これからでも参加可能です。詳しくは前の記事をご参照下さい。
演技講座、脚本講座、どちらも初心者から参加オッケーです。
先月の記事からこのひと月、DJをやらせてもらったり、自転車で小林峠を越えたり、山に登ったり、10年来の友人の結婚式に出席したりしていました。
37になって新たに心に誓ったことは「身体を張る」と言うことです。
具体的にどう言うことか、一言では言えませんが、「身体を張ろう」と。
自分は現在楽団の代表であり、シアターZOOのディレクターであり、講師であり、脚本家であり、演出家です。もちろん、沢山の人と関わります。なんせ37ですから、少しばかり「責任」なんてものも感じてます。
この痩せた、しかも最近弛んできた身体で何を張れるのか。いささか自信が無いですが、他に張れるものもなし、腹をくくってやっていこうと思います。27の時は、何の根拠も計画も無いまま「10年後はもう少し楽していたいなあ」と考えていました。今思うと、かなり大きな節目となった年なのですが、「ならもう少し何か計画立ててやれよ」と突っ込みを入れたくなります。ただ、あの頃は目の前のこんがらがった問題を、なんとか解きほぐそうと、それだけで精一杯だった時期でした。本当に、それ以外の余裕なんてこれっぽっちもありませんでした。
なので、「もう少し楽したいなあ」と言う楽観も、それなりに深刻な願いだったような気もします。
でも10年経って、37にもなって、「楽」どころか、「身体を張らねば」ならないのだなあ、と諦め半分、覚悟が半分の今日この頃な訳です。ひいひいふう。
そんな弦巻が身体を張ってるのは札幌座pit『ブレーメンの自由』です!
ドイツのファスビンダーに挑みます。
4月からワークショップを開始し、5月からかなりみっちり稽古して来ました。
今回は「札幌座」ではなく「札幌座pit」です。これはいつもの札幌座とは違ったタイプの作品に挑もう、と言う企画になります。作品だけでは無く、座組や公演の形態そのものをいつもの「札幌座」とは違った公演にしよう、と言う訳です。そんな訳で、今回はワタクシが演出を務め、「アンチテアター」の一員だったファスビンダーの戯曲に、札幌座初参加となる役者を多数巻き込んでの公演となります。
ファスビンダーを知ったのは10年以上前、フランソワ・オゾンの「焼け石に水」と言う映画ででした。この作品の脚本が、ファスビンダーが若き日に書いた未発表戯曲だったのです。
メロドラマのようでありながら、通常のドラマにあるような「起承転結」や「因果応報」な展開はありません。
しかし、人間や人生においての紛れもない一面が、正直に描かれた作品です。
稽古の様子をアップ使用しようと思いながら、気がつけば本番まで2週間を切ってました…!!
(次の告知記事からアップします!)
誕生日を迎えた数日後、弦巻は階段から落ちました。後から振り返っても何がどうしてそうなったのか全く分からないのですが、あっと言う間に尻から階段に落ちてました。目から星が出ました。しかも生徒の前で。泣きたい。これが37の身体かと、3日たっても筋の痛い弦巻は愕然とします。
こんな身体でも張らねばならんのだなあ、と改めてしんどそうな30代ラスト3年間ですが、なんとか駆け抜けようと思います。ずるずる。
DJセット。弦巻が使用してるのは実は左手前のiPhoneのみ…。
「演技講座」の初回の風景。新美南吉の戯曲を上演してみてます。
「脚本講座」の前回(4回目)。エピソードを並べてプロットを精査しています。
友人の結婚式。デザートがビュッフェ形式でした。久し振りに会う友人達の変化に、驚愕…。
つい昨日、行って来ました。#16「テンプテイション」の美術を手がけて下さった杉吉貢さんの個展『墨線遊戯』。
ブレーメンの自由。全キャストです。
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< 自由への代償 + 弦巻楽団、新規事業(2つ) >