楽団日記

札幌で活動する芝居のエンターテイメント集団、                                  弦巻楽団の弦巻楽団による皆様のための日記です。

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この一ヶ月の報告①「車も電波もないけれど」

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    やぎさん


先日、総選挙が行われた6/6、無事36歳の誕生日を迎え「アラサー」から「アラフォー」へと一つのパラダイムシフトを体験した弦巻です。歳を改めたことで大きな気持ちの変化など起こる訳が無く、ただ、それでも昨年末以来ふつふつと沸き上がって来た「ある想い」に従ってやりたいことをやるだけです。ふつふつ。

この一ヶ月、劇団としての大きな動きがないのを良いことにかなり伸び伸びしておりました。
勿論次回公演の制作業務や来年度の運営、劇団としての一新を図る計画、他にもワークショップなど、何もないことはないんですが、とりあえず「毎日の稽古」がないと言うのは1年以上ぶり!と言うことで色々と出掛けて来ました。

昨年、ふとしたことで知った十勝の「大草原の小さな宿、こもれび」に急遽(「明後日から行っていいですか?3泊ぐらい」)ラフランプの稽古の合間をついて行って参りました。ソフトバンクの電波の届かない、本当に静かな静かな宿です。ご主人の川勝さんは僕と同い年の男性です。隣の家が500メートル以上離れている、大自然の真ん中にひっそりと立つ宿です。川勝さんが譲り受けた民家をご自分の手で増築(!)、改築(!!)された立派な宿です。昨年以来3度目の来訪となったのですが、行く度に宿の形が違う(笑)。今回も玄関がまた変わってました。

車もねエ!そもそも免許がねエ!
な、弦巻。十勝清水までは高速バスで行き、停留所までご主人に迎えに来てもらってようやっと宿に到着です。
川勝さんは京都の御出身。料理店で働いてたこともあるらしく、食事は毎晩、毎朝自家製の美味しいものばかり。今回はシーズンラストの鹿肉にありつけました。採って来たばかりの山菜もうまい。

今回は過去最長の3泊の予定で行って来ました。
静養もかねて、ですが川勝さんの「良かったら自転車をお貸ししますよ」と言う誘いに乗って「十勝をのんびりサイクリング」する目的で伺いました。ちょっと「お高い」自転車への新調を考えてもいたので、果たして自分はどのくらい乗れるのか?乗り回せるのか?を判断する、と言う狙いもあってです。

川勝さんと相談し、初日は宿から帯広までを往復、二日目は円山展望台に行って帰って来る、と言うプランを採用しました。
これが後から考えると合計で120㌔と言う結構なプラン(勿論素人なんでそんなことは分からない。一日60㌔くらいでしょ?車なら1時間くらいの距離じゃん。楽勝楽勝。)。
そして自転車も長距離用では無くマウンテンバイク。
そして、当たり前だけど十勝は平野が多いとは言え隣町まで行くと言うのにはある程度の山?丘?を越えて行く。

初日は気温も低く、小雨がぱらつきそうな不安定な天気。手袋がないと耐えられないくらいの冷気。
今回の十勝小旅行に出発する際、ドーナツやのお姉さんにまで「バスなのになんでそんな本格的なの~」と笑われた重装備が功を奏す。フリースを着込み、その上に風を遮るソフトシェルを装着して、ばっちりな服装で出発。

序盤は平地と言うこともあって快適。
牛さんを見かける度に停車して写真を撮る余裕。
ところが、一時間走る頃に、痛みは足でも膝でもなく、思わぬところからジワジワ来た。
ケツ。
そう、固めのサドルに臀部の筋肉が「ちょっと疲れたよう」と苦言を漏らし始めた。
ときどき、尻を浮かせた立ち漕ぎで痛みを緩める。サドルに乗ってる時も、あまり臀部を動かさないようにペダルを踏む(不可能)。
手のひらもなんだか痛んで来た。

3時間はかからなかったけど、何とか帯広市に到着。
道ばたの喫茶店で昼食をとる。厨房から「チン!」と言う電子音しか流れない素敵なエレクトロニカな店内。

事前にご主人から「行きは下りで帰りは上り」と聞いてたけれど、帰路は本当に大変だった。
尻からの苦言を超えた「謀反」は一切無視し、とにかく前に進むことだけを考える。
行きとコースを変えて、暗くなる前に宿に帰れる最短コースを選択したら坂道、と言うより急な山道が最初にやって来た。あまりの急勾配に降りて自転車を押すことにする。

それでも、そこを越えるとなだらかな上り坂(ペダルを漕ぐ抵抗で気付くくらい)なので、心を無にして、臀部の筋肉の存在も忘れて自転車を走らせる。
牛だけでなく、遠目にだけど鹿の一家が道路を横切る姿も目撃。

なんとか往復6時間かからずに帰宿。

二日目はスタート時点でケツが「勘弁して下さい」と言わんばかりに強張っている。
厳しい臀部との交渉の末、予定通り円山高原展望台を目指す。

この日は朝から快晴。服も前日よりかなり軽装にしたがそれでも暑く、途中で脱いだほどだった。
疲れも残ってたからか、円山展望台につくまでの記憶があまりない。ただ、天気がよかったのと羽帯の駅周辺が面白かったことだけ覚えている。懐かしの「エロ本自販機プレハブ」も発見!中を探検するも自販機の中はからっぽでした。あー怖かった。

円山展望台は高かった。ずっっっっっっっと上り坂。簡単そうに「行けますよ」と言った川勝さんに心の中で「嘘つき!」と毒つく。正直、最後の砂利坂に入る手前で諦めようかとも思った。

しかし、手で押したりしながらも登頂。360°十勝平野を見渡せる山頂に立つと、絶景が広がってました。
あーーー。来て良かった。心の中で川勝さんに毒づいてしまったことを謝る。

下山はもちろん超快適。殆ど漕がずに羽帯の駅まで帰って来る。

ラストの美蔓パノラマパークへの上りはやっぱり応えたけど、気持ち良くサイクリング。合計で結局こちらも6時間くらい。昼食は「十勝千年の森」で蕎麦。

帰り道、郵便局がぽつんとある交差点で休憩しているとおじいちゃんに話しかけられる。
「どこから来たの?」
(清水の宿からです)
「おじさんここで店やってんだ」
(あー、そうなんですね)
「昔は運転手してたんだけどね。マイクロバス」
(へー。)
「旅行する団体客とかのせてさ」
(へー。)
「一番マナー悪いのが学校の先生でさ」
(そうなんですか?)
「わがままなんだ」
(大変でしたねー)
「おじさんねえ、警察の警視庁長官賞(?)もらったことあるんだ」
(?…へー!凄いですね。)
「だからさ、…こうやって人と話すのがおじさん好きなのさ」
(??????)

と言う非日常なシュールな会話も体験し、十勝旅行は幕を閉じました。
次はいつ行こう。

追伸。ケツとの闘いはこの二日では終わらず、受けたダメージによって弦巻のケツはこの後一週間ヒリヒリと痛みました。

相棒

二日間付き合ってくれた相棒。
高校生のとき乗ってた自転車に似てる…。

こもれび

宿周辺。

パノラマ

美蔓パノラマパークからの眺め。

子供は入っちゃダメ

大人の秘境。

トップは円山展望台からの眺めと初日、道の途中で出会ったやぎ。
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 < この一ヶ月の報告②「瞳そらせないで」 + いまだ幽霊継続中。 > 

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