楽団日記

札幌で活動する芝居のエンターテイメント集団、                                  弦巻楽団の弦巻楽団による皆様のための日記です。

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短編演劇祭、公開審査!!

    男の契り


やっと暖かくなってきましたね。自転車に乗って出かけたい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

暖かくなるとボーっとしてしまい、とかく失敗やらケアレスミスをやっちまうものです。陽気と言うものは気をつけなくては行けません。個人的な話で恐縮ですが、ここ数年春から夏にかけて「何か」を無くしております。落としたり、原因不明の紛失だったり様々な要因によって、結構痛い打撃を被っております。

二年前。シアターZOO演劇祭準備中に(小屋入りしてたので6月中旬)財布を落とした。しかも直前に支払い用に18000円おろしてたので22000円くらいの現金とともに…。カード類が大して入ってなくて良かった…。
一年前。公演中、開場準備で慌ただしく動いてるさなか、買って半年経ってなかったi podを紛失。いまだ発見されず…。
今年。「スウィートソウル」公演中に、自転車が無くなった。

とまあ、毎年恒例のように何か失っております。
自転車はねえ、辛いっすよ。来月はあちこち走り回ることになろうかと言うのに!!せっかく暖かくなって来たと言うのに!!

仕方なく、中古で購入しました。でもそれはそれでお気に入り。

今年も40%が過ぎたそうなので、気を引き締めて行きます。ほんとうっかりしてるんだ僕は。

そんな僕ですが、明日(5/29)は教文演フェスの
短編演劇祭、公開書類審査の審査員をやります
ユーストリームなるもので映像をご覧頂くことも出来るそうです。

こちら! → 公開審査

力作・珍作入り乱れた応募台本の中から、「本選」にすすむ8作品を選出します。
先輩方に混じって、弦巻も恐れ多くも「審査」します。
つまり、僕の一存では決まりません。僕がどれだけ「推し」ても他の方達との総合評価で選出される作品は決まります。どれだけ大場美奈を「推し」ても、メディア選抜入りが厳しいのと同じかも知れません…。

昨年も注目度の高かった企画なので、ちょっと緊張してます。
一体どこが選ばれるのか?!?!乞うご期待!!

画像は先日「パラダイスアワー」にゲスト出演してくれたCAPSULEの下家君に3年越しの漫画を返す瞬間。うっかりしません!
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甘く、甘く、とろけるように甘く

    満開の桜

ご報告が遅れました。あまつさえ一週間も。無事、というか満身創痍で弦巻楽団#14「スウィートソウル」は全7ステージを終演致しました!!ご来場いただいた皆さん、ありがとうございましたー!いかがだったでしょう?久し振りの「ワンシチュエーションもの」。そして今までにない気怠いストーリー。ぐじゅぐじゅとした、香りのキツい果実のようなコメディを目指しました。「熟れきった」「腐りかけの」の境地に至るにはまだまだのようですが、楽しんで、味わって頂けたなら幸いです。

終わってみたらあっという間だったこの公演、やってる間は本当に長くて長くて厳しい道のりでした。詳しくはパンフレットに書いたのでここでは申しませんが、僕の混乱と願いと正気と錯乱が入り交じった2ヶ月でした。
いつも以上に膨大なアイディアに溢れ、その中で自分が手にすべきものを試しては捨て、試しては捨ての繰り返し。役者にちょっと試してもらってはあきらめ、採用し、練り、やっぱり「これじゃない」と捨てる。甘い混乱の中で噎せ返ってました。
5倍くらいの分量になる脚本のプロットがありました。

せっかくなので、これまでしたことないですが、無粋を承知でそのボツ案を書き出してみます。
①妻4人がそれぞれ「夫殺し」を(お互い認知しないまま)計画し、同日に実行してしまう。それぞれ計画が微妙に失敗し、それぞれ他人の夫を殺していく羽目になる。
②妻1人が「夫殺し」を計画。夫と他3組の夫婦がその「妻」を驚かせようと「殺人事件」を盛り込んだサプライズパーティーを企画。同日にそれぞれの計画がバッティングする。

上演した「スウィートソウル」(以下『正編』)と全く違うアイディアとしては
③夫が単身赴任中の残された妻。何故か彼女の家にはテロリスト(しかも国や主義が違う3組の6人)が居候して、日本転覆を計画している。妻は周囲の住人や管理人に気付かれないように生活を守っていく。そのうち、若きテロリストが主婦に恋をして…。

これは#5の頃から「種」があったアイディア。今回こそ取り上げようと思ったが実らず、先送り。ラストまで見えてはいるんですが。こうなるとタイミングとしか言いようがない。

『正編』の他バリエーションとしては。
④妻二人がそれぞれの「夫殺し」を計画、だがそれ以外の全ての人間が「妻二人」殺害を計画していて…。
⑤妻二人がそれぞれの「夫殺し」を計画、完遂する話。

もともと実は⑤でした。結婚式になぞらえてラストは「はずみ」が(気の弱い方ですよ)動けない夫の胸に(夫の手を取り)ナイフを突き立てるイメージでした。「最後の共同作業」ってヤツですね。

とまあ散らかったアイディアの中から、あの物語に収斂されて行くわけです。
取捨選択の基準は、物語をご覧頂いた方には分かるんじゃないかなあ…と期待。

久々に一緒にやる出演者がいたり、長く供にやって来た役者がいましたが、稽古自体は僕の混乱もあってスムーズではけしてありませんでした。でも、その積み重ねた日々があったからこそあのグルーヴが出せたんだと思います。出演者がいてこその物語でした。本当に感謝です。

沢山のアンケート、ありがとうございました。今回はいつにも増して「大人」の方に御好評いただいております。でも、酸いも甘いも噛み分けた本当の「大人」(60代を越えたような方々)からは「まだまだ」とも言われました。いつか、そこまでの方達にヒットする作品が作りたいと思ってます。心の何かを貫くような。それも、ノスタルジーとは別の化学反応で。
そう考えると#14「スウィートソウル」は『ある時期』の夫婦の、大人の、青春を名残として引きずった一瞬を切り取ってるとも言えるかもしれません。「妻」と「女」の狭間で揺れ動くような時期の。

弦巻楽団の次回公演は9月、まさかの再演『ラブレス』です。
僕が24歳の頃書いた台本です。青春のさなかでもんどりうって吠えているような台本です。新たな人達と出会います。弦巻楽団として、また一つの挑戦です。

「スウィートソウル」で最後まで悩んだのはラストに一言入れるか入れないかでした。
結局入れなかったのですが、それは「どちらに解釈してくれても構わない」と言う判断からでした。
むしろそうありたい。この一言だとあまりに「ある結論」を示唆し過ぎている。という判断でその言葉はカットしました。
こんなに本当の意味でフィフティーフィフティーの結論で構わない、と感じたのは初めてのことです。どちらにしても、夢とも言えるし、悪夢とも言える。その結論を目指してたからこその混乱だったのだと、たった今、分かりました。

その一言とは。

残された4人の夫婦でケーキを食べてる図で容暗。
見えなくなる直前音楽が一瞬止み、
はずみ 「とろけるように甘いでしょ?」
で、暗転。

ではまた。

IMG_7572.jpg  好評だった可愛い舞台。ウフ。プランナー、製作者に感謝!!

IMG_7457.jpg
バラシのとき搬出中に発見した創世川沿いに佇むびしょ濡れおじさん。なぜ?

#14  スウィートソウル

札幌劇場祭2010、脚本賞受賞後、第一作。

待望の新作はシチュエイション(サスペンス)・コメディ!!

謎の女がやって来た! 
団地に!


弦巻楽団 #14  SWEET SOUL (スウィートソウル)

◉作・演出 弦巻啓太

◉出演
 
佐井川淳子(WATER33-39)
温水 元(満天飯店)
藤谷真由美(苗穂聖ロイヤル歌劇団)

江崎未来(東区市民劇団オニオン座)
小野 優(LAUGH LAMP)
吉原大貴(演劇ユニットブレブレイン)

大沼理子 
楽太郎       
弦巻啓太
      
◉日時   2011年 5月12日 ~ 17日 (全7ステージ)

◉開演時間      12日 20:00
           13日 20:00
           14日 14:00 、 19:00
           15日 14:00
           16日 20:00
           17日 20:00 
       (※ 開場は開演の30分前)


◉場所   扇谷記念スタジオ シアターZOO
      札幌市中央区南11条西1丁目3-17ファミール中島公園B1F
      011-551-0909

◉料金   一般前売り券  2,000円
      学生前売り券  1,500円   (当日券はそれぞれ300円増し)
ローソンチケット Lコード 15885


◉お問い合わせ先  090-2872-9209(弦巻楽団)
 tsurumakigakudan@yahoo.co.jp

きっと、本当は怖い愛とロマンス

遂に遂に千秋楽を迎えました。弦巻楽団#14「スウィートソウル」!!
予約される方がグンと増え、何とか盛況で千秋楽まで辿り着けました。

いつもなら「長いようで、あっという間だった」と感慨が湧くところですが、今回は「短いようでいて、長かったな」と言うのが正直な気持ちです。

おかげさまで賛否両論吹き出ております。「不完全燃焼」と言う声もあれば「今までで一番良い!」と言うお声も。#11の時のハッキリした「拒絶」の反応(好き・嫌い)とはまた違う、「評価」として(出来が良い・悪い)の反応だと捉えております。

ただ、ありそうで、無い作品にしたかった。展開も、着地点も。比較対照が浮かばない作品にしたかった。サスペンスの展開にしてもコメディとしてのドライブ感にしても、「ちょっとひねくれた」作品です。「理解されたい・されたくない」と言う作者の心理が働いてることは否めません。

いよいよ残すところ5時間後の1ステージ。
愛を込めて、憎しみとも呼べぬ執着を込めて、ほんのちょっと優しさを込めて、魂を捧げて上演致します。

本日の回は当日券は若干枚の発売となります。
お求めの方はお早めに劇場にお越し下さい。

では。いざ劇場へ。

チケットご予約連絡先!!

(通常のブログ記事はこの二つ下から)

つい先ほどお客様からのご指摘で判明しましたが、
こちら楽団日記の「スウィートソウル」の公演情報に誤りがございました
(チラシ等は正確な情報で記載されております)。
お問い合わせ先のメールアドレスが間違って記載されてました。
申し訳ございません。
@以降がniftyとなっておりましたが、


正確にはyahoo.co.jpです。

前のアドレスにメールを送信して、エラーとなった方、
お手数ですがもう一度


tsurumakigakudan@yahoo.co.jp

にメールをお送りください。
誤った情報で混乱させたことをお詫びいたします。
公演のご予約はまだまだ受け付けておりますので、
ぜひご予約ください。
よろしくお願いします。

劇団 弦巻楽団

5ステージ終了

    青空と桜


と言うわけであっと言う間に5ステージが終わりました。
弦巻楽団#14『スウィートソウル』!!!

なんだかあっという間です。もう後二日で終わりなんて…あと2ステージです。
アンケート、全員分熟読させてもらってます。考えさせられたり、嬉しくなったり、痛かったり。
二回目の観劇の方がアンケートに「前説が初日より上手になってた」と書いてくれました。うう。ありがたい。

「今までと同じようでいて、ちょっと違いますね」と色んな方に言って頂けました。好き・嫌いはともかく「いつもと違う」ことに気づいてもらえるありがたさ。そうなんです。同じことを2度することに興味がない(技術として出来ない)のです。それなら再演を選びます。
考えてみると#11、#12、#13、#14と(おっと間に#11 1/2も!)全然毛色が違います。#11が笑いが一切無い、ギリギリと感情を締め付ける「異色」作だとすると、#13がやはり本懐と言えるでしょうか。#12もコメディではありましたが、物語構成がシチュエイション・コメディではありませんでした。
では「いつも」とは何か?
もし、その「いつも」が本当に僕が願うように通低しているなら、本当に嬉しいです。愛を捧げます。

それでも「いつも」と言ってもらえる着地点とは『スウィートソウル』はまた違った作品です。

劇評を早速掲載して頂きました。
http://theater-holic.seesaa.net/article/200896397.html

中学生くらいになって、異性をお互いに意識し出してからの「女」の生態と言うものが、(男性である僕にとって)誠に奇妙で、不条理な、魅惑の世界に見えました。まずやはりトイレが気になります。何故あんなに集団行動をとるのか?女子トイレは本当に女子トイレなのだろうか?それだけであんなに長時間、複数で滞在し続けるだろうか?
何かの儀式が行われてるのか?
秘密結社の連絡を取り合う場所なのか?(落書きで情報をやり取り)
実はどこかのアミューズメントパークに繋がっているのでは?!?!

女性の友情と言うのも、まっこと不可思議なものです。仲良しに見えたと思うと、急に手のひらを返したり、AとBの前で態度が違ったり、嫌いかと思うと「いい子だよねー◯◯ちゃん」と高評価だったり。
意地を張ったり、甘えたり。

そんな女性にまつわるお話です「スウィートソウル」は。
意外にも、と言うと語弊がありますが男性からとても好評いただいております。
皆さんのミソジニー的な深層心理に響いたと思って、手応えを感じております。

公演は明後日までです!!

今週は本当にお芝居が多く、札幌はちょっとした演劇祭の様相でした。
(稼働していた劇場はシアターZOOの他にコンカリーニョ、パトス、レッドベリースタジオ、BLOCH、大学の演劇サークルの公演も…これ以外にもあったのなら、弦巻の不勉強でチェックしてませんでした!ごめんなさい!)
「スウィートソウル」は明日と明後日20時からの2回で終わりです。
甘みと苦み(SとM?)をぜひ同時にご賞味あれ。

差し入れ!

「スウィートソウル」だからか、今回は甘いものの差し入れを沢山頂いております!!感謝!!美味しい洋菓子や好物の月寒あんぱん(ドーナツ)を毎日頬張っております(太っちゃう♥)。写真はあけぼの給食堂bioのさとあきさんと頂いたチョコ。

花と男

感謝!!ロビーで一際存在感を放つ小野先生所属の「エッグ」さんから頂いたお花。

甘い魂

     通り雨がコンクリートを染めてゆく


でひゃー。と言うわけで開幕しました!!弦巻楽団#14「スウィートソウル」!!

初日は痛いご感想もいただきましたが、何とか2日目も無事終演致しました。後5ステージです。

また一つ違ったタイプの作品、いかがだったでしょうか?
え?まだ味わってない?でしたらぜひ劇場へ!!甘さと苦さが混ざりあう一品となっております。甘さの後苦い、苦みの後甘い、どちらでもない「その二つを同時に味わう」渾然一体の作品となっております。まるでSMのような…(経験無いけど)。

恋人同士や夫婦でご覧いただいた方の感想をぜひとも聞きたいところです。どうなんでしょう?観劇後どんな会話がなされるのか…非常に気になるところでございます。
今作は4組の夫婦が織りなす物語。4者4様、どのように見えたでしょうか?アンケートに「自分の友人の話に近くてビックリした」と言う感想を頂いたんですが…そっちの方がビックリですから!どどどどこに近かったの?!?!
でもそうやって近く感じてもらえたなら嬉しいです。

公演は火曜日まで続きます。
だんだんと予約される方が増えてきました。月曜火曜に観劇をお考えの方は、事前にご予約を。
明日14日は昼夜両方ともに当日券を発売する予定です。
「弦巻楽団を一度も観たことがない」
「演劇をそもそも観たことがない」
そう言った方でも畏れることはありません。
なんせ弦巻楽団は「札幌1演劇を観たことがない友人でも誘いやすい劇団」ですから!

ありがたい差し入れ

出演者の小野優所属のラフランプさんからお水頂きましたー!!激感謝!
関係ないけど小野優と僕と同じく出演者の佐井川淳子は同じ美容師さんに髪を切ってもらってる。僕は年一回とかだけど。さらに今回受付を手伝ってくれたバッシーも同じ人に切ってもらってた!!
世界は狭い。

あたたかい物語

       夜はもっと神秘的

いよいよ10時間後には開演となりました。
弦巻楽団#14「スウィートソウル」!!
魂を絞り、ギリギリまで苦闘した物語が幕を開けます。

いつもいつも「もうやめよう」と思うのに、やっぱり「今までと違うこと」を探し、トライしてしまいます。今回は自分にとってかねてから課題の「サスペンス・コメディ」。ずいぶんと苦労しました。ヒーコラヒーコラ。

まさかの「ローソンチケットLコード未表記事件」(15885です!)
さらによもやの「楽団日記、予約メール受付先アドレス誤表記事件」(tsurumakigakudan@yahoo.co.jpです!)
の影響を受け、前回では「初日だけ完売」と言う珍事を誘発したローソンチケットが殆ど動かず、訂正し、正確なアドレスを載せた直後メールでの予約が殺到すると言う事態となっております。
乱世です。乱一世ではありません。何がどうなるか。春は油断できません。
弦巻の少なからぬ経験と読みではおそらく土曜と火曜(千秋楽)は本日以降予約が急増する恐れがあります。
狙い目は金曜日と月曜日です!!

昨夜まさかのサーバーストップ?で更新できなかったこの日記、
既に文面も半分がデータの海へ消え、ここから新たに書き加えてます。

春は油断できません。中島公園の夜桜を観ながら帰路につくと、あまりに綺麗で桜酔いをしそうになります。あああこのまま溶けて消えてしまいたい。このまま心のこわばりごと無くなってしまいたい。このまま君だけを奪い去りたい。そう思うのは僕やDEENだけではない筈です。そのくらい文学館やイヤヒコ神社の桜は満開で、桃色に染まっています。桜なのに桃色と言うのはこれ如何に?

「スウィートソウル」はウェルメイドコメディのスタイルを踏襲してますが、あくまで現代的な関係性と感情をテーマにしています。夫婦と言う共同体、共生体についての物語です。脆く、危うく、拙い、でも逞しい「人間」の姿を描いてます。結果として、名付けようのない感情にフォーカスした作品となりました。自分でもなんと呼んでいいか分からない、でも人生において、日々の生活の中で「ふっ」と現れる、我々に訪れる感情。

今週末は演劇もあちこちで花盛りです。
しかし、心にこわばりを持って、酔いきれぬ魂を抱えた皆様はぜひとも「スウィートソウル」へお越し下さい。
劇場でお待ちしております。
どうかゆっくり、くすくすとお楽しみください。僕もそのつもりです。

りりしい横顔

マニア垂涎!仕込み中ドライバーを買って出る楽太郎先生。

9時間後小屋入り。

久し振りにご飯画像


っっっっっっっっっっと!
ずいぶん間が空いてしまいましたよ!ワークショップをやったよ、と報告するつもりがもう次回公演#14「スウィートソウル」の本番直前になってしまいました。しぇー。数少ないこのブログを楽しみにしてくれている皆さん、どうもすみません。生きておりました。石に齧りつくようにして。体を振り絞るようにして。

いつもいつも難航する脚本ですが、今回はぐえええっと言うくらい難航しました。さすがに完成はしましたが、それでもギリギリまで粘りました。この3ヶ月、自分の芯が堅く凍り付いてました。スタッフさんとは当初、「健康的な、スカッとする作品」をやりたいね、と話してました。そう、目指す頂は見えていたのです。僕にしては珍しいことに。なのに、机に向かうと急に頭に霞がかかりました。「やりたいこと」も「やるべきこと」も見えてるのに、自分の中から言葉が浮かび上がってこない。そんな時間を何10時間も過ごしました。正確には「言葉が浮かび上がってこない」のではなく「必然ある言葉が浮かび上がってこない」でした。「言うべき言葉」です。それが見つからなかった。

結局、後ろめたいのです。胸の奥に後ろめたい何かが引っかかってる。

ただただ、言葉を重ねました。書いては直し、書いては直し、稽古しては手を入れ、削り、また加え、自分がフォーカスすべき「感情」へ手探りで進んで行きました。玉石混淆。数打ちゃ当たる。膨大に吐きだした言葉の中から、必然ある言葉を両手で掬う作業でした。
BGMにはパスカル・ロジェのコンピレーション「プール・ソワレ」を100回以上聞いてました。偶然にも、何か閃いたり、胸の奥が「ギリリ」と締まる時は、決まってプーランクの「エディット・ピアフ讃」が流れてました。

描きたい作品は「ウェルメイド・コメディ」。
目指すところは「観る人を元気にするような作品」です。いつもそう思ってました。
過去に自分が答えたインタビュー記事でも同じように語ってました(進歩が無い?)。
でも、この最後の文章が、自分の言いたいことを全部表してる気もします。

http://nagoyatrouper.com/interview/022/

コメディの制作過程をお見せするにしてはウェットな文章になってしまいましたが、作品は立派にコメディです。
いや、そうならんと孵化しそうな手前です。稽古する役者の体を観てるうちに、凍り付いていた自分の芯もやっと溶けて来ているようで、演出が日々刻々変化しています。今日稽古場で「そうか!」と気づきました。やっぱり、「スウィートソウル」はスウィングジャズなのです。
こうして試行錯誤できるのも、劇団ならではの贅沢な時間です。

公演情報になんてこったい、ローソンチケットのLコードを掲載してませんでした!!
Lコードは15885です!

どしどしご予約を!!特に初日、二日目が狙い目です!後半は混雑が予想されます!!!
いつも言っておりますが、ぜひとも前半での観劇を!

道の桜
稽古場の裏道で春を見つける。

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