楽団日記

札幌で活動する芝居のエンターテイメント集団、                                  弦巻楽団の弦巻楽団による皆様のための日記です。

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波乱の一年を振り返る。

真夜中

えー、年の瀬も年の瀬、あと8時間で2010年も終わろうとしている訳ですが、いかがお過ごしでしょうか?
3ヶ月ぶりのテレビ生活に未だ馴染めない弦巻です。結構見ないでも平気な体になってるものです。じゃあ買わなくても良かったんじゃない?と思わなくも無いんですが、やっぱり定期的に美音ちゃんやありすちゃんに逢いたくなってしまう気持ちはとめられません。前よりもちょっぴり大きな画面で会う彼女達は少しだけ歪んで見えます(画面比率の関係?)。それがちょっと、なんだか悲しい年の瀬です。

あれも落ち着いたらきちんと書こう、これもちゃんとまとまった言葉で語ろう、と後回しにしているうちにブログからすっかり遠ざかってしまいました。いい加減年末なんでちゃんと書こう、と久しぶりにPCからの書き込みです。ちゃんと、きちんと書けるかどうか分かりませんが、とりあえず書くことにしました。過去なんて、僕意外誰も覚えてないんだし、数少ない記憶の断片も、それぞれの中で改竄され、イメージと言うレッテルに結局は取り込まれるのですから、自分のための備忘録です。

今年は波乱の一年でした。家が燃やされたり、いたずらされたり、そんな中引越ししたり、ツイッターを始めたり、新しい出会いがたくさんあったり、たくさんのさよならをしたり、様々な現場で勉強させてもらったり、34にもなって子供な自分を突きつけられたり、現実を認め切れなかったり、絶望したり、哀しんだり、踏みにじられたり、全然良くならなかったり、思わぬ受賞をしたり。
ツイッターにばかり結局かまけてしまいました。だって手軽なんだもん。流されやすいなあ、自分。でも来年からちょっとまたブログに力を入れようと思います。最近、ツイッターをやっていても孤独感ばかりが募ってきます。あれってミクシィもそうですが周囲の人間もやってないと結局淋しくなるんだもん!僕の周りの演劇人が(何故か)あまりやってないんだもん!みんな割りに遠方なんだもん!!
でも、遠方の方と繋がれる素晴らしさが確かにあります。先日NICK ROSENと言うベーシストについて呟いたら本人からフォローされました。ううう、嬉しい!英語の勉強しなくちゃ!
他にも、札幌で活動しているだけではけっして知り合えなかった演劇人の方とも繋がれます。人見知りなので、そんなに自分からアタックは出きてていませんが。

あとおめでたごとが多かった一年でした。結婚もそうですが出産が!!多い!!なんと弦巻の知人夫婦で13組が出産!!
多すぎじゃない?!サッカーチームが組めるよ?!
しかもそのうちの一人の名付け親になりました。これは嬉しかった。今年一番の嬉しいニュースかも。

今年は弦巻楽団として公演を3回(全て作・演出)、ツルマキ・アーケストラを発足し旗揚げ(演出)、まさかのリサイタルを開催、ラフランプに客演し役者業を再開、演出助手として北九州の飛ぶ劇場の泊さんのもとで勉強、札幌ハプニングで企画演出、そして昨年に続き演劇祭をプロデュース、滝川市民劇に脚本を提供、あ、おまけになんちゃってDJフレディ・ツルマーキュリーとしてもデヴューしました。
とまあ、なかなかなボリュームだった2010。手抜きなし、真っ向勝負の一年でした。勝ったり負けたり、でも全て繋がっています。
弦巻楽団の公演としては大きく作風の舵を切った2010年でした。持って行き場の無い悲劇にトライし(#11)、コメディとしての限界、物語の飛躍・破綻をどこまで捻じ伏せられるかと言う挑戦(#111/2)、そしてウェルメイドの文脈を広げるべく場所・時間の流れを断絶した物語作り(#12)、と豊かなチャレンジが出来ました。これに滝川に提供した「吐く息より白く、暖かく」を併せたら、もうね、何でも書ける!!って豪語したくなりますよ。どんなジャンルでも。どーんとマルスコイです。

来年は一言で言うと「重厚な物語」にトライします。悲劇であれ、喜劇であれ。そんな新作に取り組む予定。

さて、そんな弦巻楽団ですが現在大改革を計画中。いえ、既に発動中なんですが。

おかげさまで約この5年間皆様のご愛顧、ご声援賜りました弦巻楽団ではありますが、
来年から新体制で活動に臨むべく
現・弦巻楽団を「解体」することに致しました。
来年以降活動を継続する楽団員は弦巻ただ一人になります。
実質すでに夏以降そう言った体制で進められてはいたんですが、
先日メンバーとも各自面談し、正式に、こうした決断をすることにしました。

「プロデュースユニット」のような形になるわけではありません、メンバーも引き続き募集します。
これまで弦巻楽団は「誰にでも分かる・楽しめる作品作り」をモットーに活動してきました。
「上質な物語」を作ることにただただ誠実であることを目指し、取り組んできました。そしてそれは、今のところ、とても愛のある、理解あるお客様に支えられ、支持されてきました。ですが、代表としてはまだまだだと思ってます。ですがそれは、「もっといける」と言うステージが見えてきた、とも言えます。
そこに到達するためには、弦巻自身も、団員も、もう一度厳しい場所に自分をおく必要があると感じました。
少なくとも、今のままでは駄目だ、それだけは#11の後ハッキリと分かりました。

そこで、「解体」です。

僕は公演のたびに、お客さんが「元気になるような」作品をやりたいと思ってます。
それは、とてもシビアな勝負です。
甘えた関係性や、なあなあの仲間内で作られた芝居は、すぐにお客さんに見抜かれてしまうと思うのです。

2011年も、おかげさまで何度か皆さんの前にお目見えする機会をいただけそうです。
来年も、良い勝負が出来るように自分のブルーを磨いて行く所存です。
波乱の一年でした。
笑ったり、泣いたり、胸をかきむしったり、声にならない悲鳴を上げたり、寄り添ったり、ブルーに絡まったり。
あっという間に外も日が暮れてきました。
本当にたくさんのさよならをした2010年とも、さよならです。
きっと2011年も今日と地続きな日々に過ぎないことは分かっています。
でも、それでも、ねえ、きっと。なんて甘えたことを考えちゃいます。

ツイッターの素晴らしいところに、自分が拾うはずの無い言葉を他人が流してくれる点があります。
そこで知った言葉です。
今年、何度も何度も反芻しました。

「心配するなよ。
きっとぼくたち、すばらしいゆめを見るぜ。
そうして、今度目が覚めたときには、春になっているんだからね。」
                            スナフキン


みなさん、良いお年を。
来年もどうか御贔屓に。
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大人の夜



前回の記事で静養と吸収…と書きましたが、なかなか隠遁は出来ませんね。相変わらず来年以降の準備に追われています。で、す、が、自分のコトもやらにゃ!と言う訳でちょびちょびと自宅の整理も始めました。未開封のダンボールにも来週には手を付けられそうです。いやーしかし、新居のレイアウトが難しい!純粋な壁が少ないんだなこれが。窓か押入れなんですよ、壁が。つまり、棚を並べるスペースが無い。2000枚を越すCDだけで結構場所取るのに…。資料や本を並べるスペースのコトを考えると、正直解決策が浮かばず。どんどん増えるCDや本が早速床を侵食しています。しかし!悩んでいても埒が開かない。まず行動!ので、テレビやベッドを購入。並べざるを得ない状況に自分を追い込んでレイアウトを考えています。
楽団のこれまでの資料も一度整理し、稽古場も片付けにゃ。来年の創造に向けて、環境作りです。

さて、先日「そらち演劇フェスティバル」が砂川で開かれました!そう、弦巻脚本の「吐く息より白く、暖かく」で滝川市民劇の皆さんも参加です。弦巻の本当の意味での2010の締めくくりです。
美唄 深川 砂川 滝川の4つの町が集まって劇を発表しました。いやー、正直、滝川、良い作品でした!凄く良かった。10月より大人三人のキャストに陰影が深く感じられ、作品の悲痛さがより出ていました。
わー、札幌でもこれやりたいなぁ、と思いました。みんな上演しにくれば良いのに。
ロビーでは地元の名産品が売られるアットホームな演劇祭でした。僕もピクルスやアンパンを購入。岩見沢のマスコットいわみちゃんとも記念撮影。
さて、良いのか悪いのか強烈に印象が残ったのが初日の交流会。厳密にはその二次会。砂川のね、会場近くのBARってヤツに行ったのですよ。弦巻は人生で三回くらいしか行ったコトがありません。お酒だめだからね!!
魅力的な熟れきった色気を放つママや酔って呂律の回ってないお爺様のカラオケが響く甘い空間。それが砂川。隣のおじさんが面白くて仕方なく、ずーっと観察してしまった。
まるで矢沢のように歌われる達郎の「クリスマス イブ」。チークタイムナンバーは中島みゆき「ヘッドライト テールライト」。この絶妙なチョイス!甘い!スガシカオの歌詞の世界!楽しかった。

そんな充実した、貴重な経験をした12月。これにて弦巻の舞台は全て終了…だったのですが、ちょいおまけ。12月22日にブロックで行われるイベントに、まさかのDJフレディ ツルマーキュリーが再臨します!!
我ながら!(◎_◎;)びっくり。ただいま上海の札幌ハプニング山下君の代打です。何も考えてません。いつもの自分を貫くだけです。はい、縦ノリ皆無です。ねちっこくいきます。これにて年内の活動は本当にラスト!乞うご期待!
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「音楽になってくれないか」の舞台裏写真がこれくらいしか無かった。マニア垂涎!スライドの蔦に絡まり遊ぶ脇田唯。

ご報告

えー、公演から一週間がたち、やっと静養の日々が送れるかな…と思っても溜まってた雑事がなかなかそうはさせてくれません。ひー。明日は洗濯、メールそして税務署に行く、ここまでを午前中にこなす予定。出来るか?
いや、無理か。

えー、そんな訳でわれわれ弦巻楽団#12『音楽になってくれないか』がエントリーしていた札幌劇場祭がつい昨日閉幕、そして注目の大賞の審査・発表が行なわれました。
エントリー30作品の全ての品評が(1作品1分程度で)行なわれます。
そして、新人賞の後大賞選考。この時点で5本まで絞られました。なな、なんと、弦巻楽団の名前がそこにも!!

そして、そして、大賞の発表の前に特別賞が二つ発表されました。

「特別賞、脚本賞『弦巻楽団、音楽になってくれないか』」

全身の力が抜けました。もちろん嬉しかったからですが、大賞じゃなくて残念な気持ちや、苦闘を共にしたみんなへの安堵もありました。

と、言う訳で弦巻楽団は『脚本賞』をいただきました。
何の準備もしてなかったので写真も何も撮ってないんですが、ユーストリームなるもので放送されてたのでアーカイブに保存されてる模様です。興味のある方はそちらで舞い上がる弦巻&安孫子ペアをご覧下さい。

賞をいただけたことは正直嬉しいです。
観てくれた人に褒められたのですから、嬉しいに決まってます。褒めた、ってことは楽しんでくれた、てことですから。

今回は本当にピンチの連続でした。それを乗り越えられたのは本当に参加してくれたみんなのおかげです。
みんなで取った脚本賞です。
文字どうり。
だって、最後の台詞が加わったのはみんなでディスカッションしてでしたし。

弦巻楽団は本当にお客さんに恵まれた劇団だと思います。ずっと観てくれている方(特に鋭い方)はなぜ今回がピンチだったのか、きっと分かってしまったと思います。新たな出発、いやもっと言えば足元をもう一度見つめなおす、探し出す作業でした。稽古中も悩みに悩み、台本の仕上がりは遅れました。でも、「納得した脚本を」と待ってくれたみんなや、衣装の青さんのように「私の作業は何とかするから」と言ってくれたスタッフさん達のおかげで弦巻はやり切れました。日よらず、ごまかさず。
そして、本番に入ってからも、12ステージを見届けてくれたお客さんの声に作品は磨かれていきました。厳しいアンケート、暖かいアンケート、優しいようで残酷なアンケート。でも、本当にこの作品を我が事と捉えて、感じてくれてるんだとヒシヒシと思いました。
それは、この正直ヘンテコな台本、芝居だったからだと(今は、ですが)思えます。
『結婚式当日に新婦の漫才師時代のかつての相方(♀)が押しかけてきてドタバタ』と言うネタもあったのですが、魂を込められるかと言う純度で今回はやめました。正直、形の完成度ならそっちの方がスッキリ出来たと思います。

恵まれてるなあ、と思います。
もっと過激な作品は一杯ある。もっとこれ見よがしな絶望も破廉恥なほどの希望もある。
ハッキリ言って、「分かりやすい作品」をやって同時代としてのリアリティを獲ようとか、「ウェルメイドな作品」で他に無い独自性を打ち立てよう、なんて屈折は「分かりにくい」。
でも仕方ないんです。極論、これは趣味ではなく誠実さの問題だから。
それでも、「弦巻楽団だから」と来てくれるお客さんに、僕は励まされます。いまだに10年前の作品の再演を願ってくれる人がいる。子供が生まれたので、暫く見にいけませんが、手を離れたらまた行きます、とわざわざメールを下さる人もいる。その意味を噛み締めます。

審査員の方に痛い事も言われましたが、嬉しかったのは「演劇をやってるやってないに関わらず共感できる」と言われたことです。

僕らクラスの劇団で、12ステージやると言うのは今回の客席数から言ってですが、無謀です。
分かってました。でもやると決めてました。
原則として、作品さえ良ければ、見に来る人はきっと増えるはずですし。
仮に、がらがらの客席でも構わないと覚悟してました。(嫌だけど)
出演者より少ないお客さんでも。(嫌だけど)
しっかりとした良い作品を作る。再観や、知人に紹介したくなる。
12ステージ、確かに来てくれる人の数は後半増えていきました。劇的に!!というほどカッコ良くは無いですが、確かに、手ごたえを感じられるほどに。実は、前半5ステージの3倍近いお客さんが後半7ステージに来てくれました。

本当にありがとうございました。
気の効いた事は言えません。一般論しか出てきません。でも、それを大事にしたいと思ってます。
審査員の方含め、全ての観てくれた人に『ありがとうございました』です。

来年への励みと課題を同時に貰った気分です。
課題はハッキリしてます。「もっと良い台本」ではなく「もっと良い芝居」です!




いや、やっぱりね、大賞とりたかったですよ(泣)。

音楽になってくれないか


ご挨拶が遅くなりました。
あっという間に師走です。皆さん、お元気ですか?
おかげさまで弦巻楽団♯12「音楽になってくれないか」無事、終演いたしました!全12ステージと言う暴挙と言っても過言では無い企画、劇団の体力を越えた制作スケールの公演はたくさんのお客様に見守られ、最後までやり尽くすことが出来ました。本当に本当に感謝です。

終わってから2日ばかし、死んだ様に呆けつつ、後処理の雑務をゾンビとなりこなし、ようやっとブログまで辿り着きました。

全12ステージ。毎回毎度違う表情をみせる作品となりました。いかがだったでしょうか?また違った弦巻楽団をお届け出来た自負はあります。こんなに毎回毎度「新たな」ジャンルに挑戦する様な劇作は身体に厳しい訳ですが、表現者としてまだ安定したくはありません。もう少し自分の鉱脈を掘り尽くしたい、そう思って脚本は書きました。

楽団初参加の役者ばかりで、本当に一からのスタートでした。正直これからの、若い演劇人ばかりです。これからの彼らを弦巻楽団ともども見守っていただけたら嬉しいです。

全12ステージ、回を重ねるごとにお客様が増えて行き、ある意味理想的なロングランとなりました。再観のお客様が増え、当日券を求める方が増えるにしたがって、確かな手応えを感じ取ることができました。感謝。

苦労もとてつも無く大きかった分、勉強になったこともいつもより多いです。これからじっくりその要素と向き合うつもりです。耳にいたい言葉もありますが。

今年の弦巻楽団の活動はこれにてフィニッシュです。ずっと見守ってくれたファンの方、今年、何等かの形で楽団を知ってくれた方、皆さんに特大で不気味な感謝のキスとハグを。
来年も楽団はびゅんびゅんと活動します。3~5本の本公演を予定しています。期待していて下さい。

向き合わなくてはいけないな、と思うことに「演劇人があまり観に来ない」と言う点があります。まぁ弦巻の前の劇団時代からの伝統なのであまり気にしては無いのですが、何かレベルアップのヒントはあるだろう、と。「観に来て貰えない」理由が何かあるはずだと。

ただ、だからこそ本当にお客様に恵まれた劇団だとも思ってます。演劇人ではない、生活の趣味として、娯楽として弦巻楽団の芝居を選んでくれるお客さんがこんなにいる、と言うことに深く感謝します。演劇人ばかりの客席の劇団になるよりは、ずーっとマシだと思ってます。

感想、まだまだ受け付けてます。アンケートを書いてくれるお客さんが多いのも、弦巻の以前の劇団からの伝統ですが、今回はいつにもまして、熱い長文が目立ちました。
それでも足りなかった方、ぜひメールで感想をお送り下さい。待ってます。

まだまだ今回の公演については語りたいのですが、今日はここまでで。
弦巻は来年の活動に向けて静養・吸収の日々に入ります~。

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